こんばんは。

最近読書を続けているのですが、志賀直哉が面白いです。
志賀直哉と言えば「暗夜行路」しか知りませんでした。
ですが、あれは彼の唯一の長編小説でほとんどは短編が多いみたいですね。


速夫の妹、清兵衛と瓢箪、小僧の神様、范の犯罪、矢島柳堂…
久々に星新一のショートショートを読んでいるか、
世にも奇妙な物語を観ている気分になりました。

短い話の中に作者独自の視点と、人間の内に眠る人間らしさ、
物事が上手く行かない歯がゆい気持ち、大人なのについ子供っぽいことを
してしまう自家撞着や、二つの物事の間に揺れ動く葛藤等、
およそ人間が描き得る心象が沢山あり、面白かったです。

寺田虎彦もその前に読んだのですが、やはり志賀直哉の方が面白い。
短くて、印象に残る話の方が僕は好きみたいです。

今週の読書で残すところは柳田國男。頑張ります。

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